法政大学で3人の学生に退学処分! 

 

5月17日、法政大文学部教授会で、3人の法大生(文学部生)を「退学処分」にすることが決定された。

この学生たちは、3月14日、タテ看板とビラまきにたいする法政大当局の規制に反対して不当逮捕された29人の中に含まれていた学生たちだ。

逮捕されるべきだったのは、憲法で保障されている「表現の自由」を侵した法政大学の方だ。

自分たちの自由と権利を守るために不当な規制に抗議した学生たちの行動はまったく正当なものだ。

だから裁判所も検察も、逮捕した学生たちを罪に問うことができず、11日間拘留した後に、不起訴・釈放するしかなかった。(11日間も拘留したことはとんでもないことだが。)

ところが法政大学当局は、逮捕された法大生5人にたいし、「自宅謹慎」を言い渡し、5月17日の文学部教授会で、3人を「退学処分」にすることを決定した。22日(月)には法学部教授会が開かれ、あと2人の学生の退学処分が狙われている。

一体、何を根拠にした「退学処分」なのか?

3月14日、立て看板の強制撤去に抗議したことが「罪」だというのか?

それとも不当な「自宅謹慎命令」に従わなかったことが 「罪」だというのか?

文学部教授会の後、ほとんどの教授は逃げ帰ったという。緘口令がしかれているらしく、良心的な教官が、「結果しか伝えられない」と言いながら退学処分になったことを学生に告げたという。

法政大の学生は、翌18日から、ただちに、法的な対抗措置を含めて、不当処分撤回の反撃の闘いを開始している。(詳細はココへ→http://hosei29.noblog.net

こんなデタラメな処分を絶対に許してはならない。法政大当局に抗議しよう! 


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■全国から法政大学当局へ、抗議の電話・FAX・メールを集中してください。

法政大学学生部
【電話】03−3264−9471

FAX】03−3264−9598
 【メール】gakusei@hosei.ac.jp

法政大学文学部長室
【電話】03−3263−8663

法政大学法学部長室
【電話】03−3263−8666

■不当処分粉砕!立て看板・ビラ規制ルール粉砕!憲法改悪阻止!
5・26法大包囲第2波デモ
日時:5月26日(金)12時40分 法政大学市ヶ谷キャンパス正門前集合
13時20分 法大包囲デモに出発、14時終了予定。
主催:3・14法大弾圧を許さない法大生の会


■不当な「退学処分」を出された法大生に激励のメールを送ってください。
宛先 3・14法大弾圧を許さない法大生の会
住所 東京都千代田区富士見2−17−1法政大学第一文化連盟 哲学研究会 気付
電話 080−5537−1519(内海)
メール dupdoforever.fpn@ezweb.ne.jp
ホームページ http://hosei29.noblog.net

3月14日に法政大学で逮捕された29人の学生は,3月25日午前,不起訴となり釈放が決まりました。
以下,この間の経過です。

緊急メッセージ
 

3月14日,法政大学でとんでもない事件が起こりました。たて看板の設置とビラまきの規制に抗議した学生29人全員が逮捕されました。これは,改憲や教育基本法改悪と連動した戦争に向かう動きです。だまっていたら,表現の自由はなくなり,未来が閉ざされます!
このため,急遽,「29人の学生を釈放しろ!3・14法大弾圧救援会」が結成され,賛同と署名を呼び掛けています。

29人の学生を釈放しろ!3・14法大弾圧救援会

呼びかけ人
吉川 経夫(法政大学名誉教授 刑法学者)
葉山 岳夫(第二東京弁護士会)
大口 昭彦(第二東京弁護士会)
一瀬敬一郎(第二東京弁護士会)
伊藤えりか(法政大学第一法学部自治会元委員長学生会館学生連盟元理事長)


  すべてのみなさん! 3月14日昼、法政大学市ヶ谷キャンパスにおいて、大学当 
局に抗議してデモを行った学生29人が逮捕されるという信じられない弾圧が起 
きました。29人の学生の即 時釈放を実現するためにあらゆる力を寄せていた 
だけますよう、心から訴えます。

■学当局に抗議してデモを行った学生たちに、公安刑事200人が襲いかかった
  3月14日正午から、法政大学の学生と、その呼びかけにこたえた他大学の学生 
が、法政大学当局による強権的な立て看板撤去を弾劾して、キャンパス周辺を 
一周するデモ行進を行いまし た。デモが終わると、「立て看板を規制する 
な」「ビラまきの自由を守れ」「憲法改悪反対」などと訴えながら 正門から 
キャンパスに入り、大学当局が立て看板を撤去しようとするのを目の当たりに 
して、抗議のシュプレヒ コールをあげました。その瞬間です。正門から200人 
もの私服の公安刑事がキャンパスに突入して、学生1人につ き3~4人で殴る・ 
蹴るの暴行をはたらき、羽交い締めや2人がかりでかつぎ上げて機動隊バスで 
連行して いったのです。建造物侵入罪と威力業務妨害罪による逮捕でした。
  大学キャンパスに自由に看板を出すこともできなくなり、まわりの学生に自 
由にビラを配ることができなくな
る−こんな不当な大学当局の言論弾圧に対して学生が抗議の声をあげること 
は、あまりに当然のことではあり
ませんか。
  それに対して大学当局が警察を招きいれて、学生を逮捕させて反対の声を一 
切封じ込めていくなど、どう考えても許されない暴挙です。

■法政大学当局が学生のビラまきや立て看板を規制−これこそ憲法改悪攻撃の実態
  ことの始まりは、法政大学当局が2月27日に突如、学生のビラまきや立て看板 
設置を規制すると打ち出したということです。メ立て看板の設置とポスターの 
掲示をすべて許可制にする。 看板の設置場所と大きさは当局が指定する。1団 
体1枚のみ。教室内のビラまきは禁止モなど事細かに定めた文書 を学生に一方 
的に提示し、この規制に違反する看板は春休み中で学生がほとんどいない3月 
14日に撤去すると 発表しました。自主的なサークル活動から反戦運動まで、 
すべてを大学当局の管理と規制のもとにおこうとす るものです。
  法政大学はこれまで、学生が自由にビラをまき、自由に看板を出すことので 
きる大学でした。だから法大生は活発にサークル活動を行ってきたし、政治に 
も目を向けて反戦運動などに取り 組んできました。世の中全体で自由な意見 
表明が抑圧され、9条改憲まで目の前に迫っている今この時代におい て、この 
ような大学はとても貴重でかけがえのないものです。学生たちはメ大学で看板 
設置やビラまきの自由が 奪われたら、戦時中と同じ言論弾圧が社会全体に広 
がってしまうモと危機感を持って、「立て看板を撤去する な」と訴えてデモ 
を行ったのです。

■存在しない「建造物侵入罪」と「威力業務妨害罪」−弾圧は仕組まれていた
  29人の学生の逮捕容疑「建造物侵入罪」「威力業務妨害罪」は、まったくの捏造です。
  今回の逮捕について共同通信は、警察発表をもとに、「大学側が立て看板の 
撤去作業をしていた際、活動家らが抵抗したためトラブルになったらしい。大 
学側が110番した」と報じまし た。しかし事実は、撤去作業の開始に備えてシ 
ュプレヒコールで抗議の声をあげていたところに、突如公安刑事 が襲いかか 
ったということです。メトラブルがあったので110番通報したため、警察がき 
たモなどと描くのは、ま ったくの事実の捏造です。
  さらに重大なことがあります。当日午後5時のフジテレビのニュース番組は、 
デモ終了時から警察に連行されるところまで一部始終の映像を放映しました。 
なぜこの日、フジテレビが正 門前に取材に来ていたのでしょうか? 警察から 
事前連絡があったからです。大学当局と警察が事前に「14日にデ モに参加す 
る学生を全員逮捕する」と示し合わせて引き起こされた、まさに仕組まれた弾 
圧です。
  しかもフジテレビのニュースでは、大学当局が制止することもないまま、学 
生たちが穏やかに学内に入っていく様子が映し出されました。この事態のいっ 
たいどこが「建造物侵入罪」に該 当するのでしょうか。自分の大学の構内に 
入ったら逮捕、友人・知人の大学に行ったら逮捕??これほどの暗黒の 弾圧が 
あるでしょうか。

■治安維持法なみの政治弾圧をうち破るため、力を合わせましょう
  29人の学生の逮捕は、まさに戦時中の治安維持法弾圧を思い起こさせる、恐 
るべき政治弾圧です。自由に意見
を表明できる大学であってほしいと求める学生たちを、まったくありもしない 
「容疑」を捏造して警察に逮捕さ
せるなどという暴挙は、どうしても許せません。
  私たちは、学生たちを警察に売り渡した法政大学当局に強く抗議します。法 
政大学当局は今から60年前、戦時体制下で大学からすべての自治と自由が奪わ 
れていった歴史を忘れたのです か。まさに大学当局が自らの首を絞める行為 
ではありませんか。
  小泉政権が今国会で成立させようとしている国民投票法案は、公務員や教育 
者、報道などに対して、改憲反対運動はもちろんのこと、改憲に批判的な主張 
をすることもいっさい禁じるもの です。また共謀罪の制定も狙われていま 
す。今回の弾圧は、昨年12月の立川テント村自衛隊官舎ビラまき弾圧に 対す 
る東京高裁の逆転有罪判決と同様の重大な政治弾圧であり、共謀罪や国民投票 
法制定?9状改憲の先取りです。
  「29人の学生を一刻も早く釈放しろ!」−この一点で力を合わせましょう。ぜ 
ひとも賛同署名をお寄せください。
  法政大学当局と麹町警察署、警視庁公安一課に「29人の学生を一刻も釈放し 
ろ」という声を集中してください。一人ひとりバラバラの警察署に留置されて 
取り調べを受けている学生たち に、激励の声をお寄せください。
そして救援カンパを寄せてくださいますよう、心からお願いします。
               2006年3月15日

◎賛同署名をお寄せください
  連絡先 29人の学生を釈放しろ!3・14法大弾圧救援会
   住所 東京都港区新橋2-8-16石田ビル4階(救援連絡センター気付)
   電話 090-4812-7003 FAX 03-3591-3583
   E-mail:houdaikyuuenkai at yahoo.co.jp
【3.14法大弾圧救援会の呼びかけに賛同し、29人の学生をただちに釈放するこ 
と を求めます。】
お名前(フリガナ)

所属団体、職業など

住所

電話

メールアドレス

一言メッセージ

公表 可・不可



◎カンパをお寄せください
  振込先 三菱東京UFJ銀行 錦糸町駅前支店
      普通 3520695 法大弾圧救援会
◎学生を警察に売り渡した法政大学・平林 千牧総長に抗議電話を集中してください
  法政大学総務部 03-3264-9200
  法政大学学生部 03-3264-9471
◎警察に抗議電話を
  麹町警察署   03-3234-0110
  警視庁公安一課 03-3581-4321(代)